基本給が高いほうがイイ!


 給与明細の項目の中でジャンジャカついてると、とっても頼もしく思えるのが、いろんな手当。
でも、手当にはウラがあるのだ。えっ、わからないって?よし、くわしく説明していきましょ。
まず、日本の企業なら支給してくれる割合が高い「家族手当」。妻子のいる社員を補助する意味で支給されるもので、子供の人数制限なし。ドーンと来い!てな太っ腹の会社もあれば、2番目の子は額が削られ、それ以降は支給ナシ、なんてことも。額のほうはそれこそピンキリだけど、平均すると妻が1万〜1万5000円。一人目の子供が3000〜5000円、二人目以降が2000〜4000円ぐらいかな。
子供何人でもOKな会社だったら、つくりたい放題つくってくれ!
家族手当に続いて支給されることが多いのが「住宅手当」。家賃と高いこのご時世だもん、住宅手当がつくのはウレシイ限りだけど、その額は全国平均で妻のいる人が約1万5000円。これが東京だと約3万円になる。でも、なんてったって住宅手当をもらうよりダンゼンおトクで感涙モノなのが、社宅や寮!大企業だとワンルームマンションが1万円、3DKの社宅が3万円なんて場合もあって、パラダイスみたいな家賃なんだもんねー。こりゃ、ちょっとやそっと給料挙げてもらったり、スズメの涙の住宅手当つけてもらったりするより、いいよなあ。うっ、うらやましいっ。



ほかには


 もうひとつ「通勤手当」がある。これは実際に通勤にかかる実費を会社が負担してくれるケースがほとんどだけど、その上限はだいたい5万円と決まっている。というのは、通勤手当の現在の非課税限度額が1ヵ月5万円で、これを超える通勤手当を支給すると、超過分に税金がかかっちゃうからなんだそうな。コレってケチだと思わない?そのほか、「残業手当」と「管理職(役職)手当」などもあるぞ。
 ところで、いくら手当とかがたくさんついても、基本給がよくなかったら結局給料はなかなか増えないって知ってた?っていうのも、ボーナスや退職金などはすべてこの基本給をベースに計算されるから。ホラ、ボーナス○ヶ月・・・なんてのも『基本給×○ヶ月』ってワケ。経営者のなかにはこれをよ〜く考えて、基本給はなかなかアップせずに手当類で総額を高くしとこうとするヤツも多いんだって。だから、ただただ給料の高さに喜んでちゃダメってことよ。
そのなかで基本給がいくらなのか、などなどをキッチリ押さえておこう。会社を選ぶときだって、手当類だけの充実よりも基本給の高い、福利厚生の充実した会社を狙うのが大事ってコトだ。鼻先にぶら下げられた手当に目をくらまされるなよ!